自分が成長したくて、
自分なりに覚悟を決めて
何十万円もする自己投資や、
勉強会に参加すると決めたのに、
それを知った親が反対してきた経験はありませんか?
高額な自己投資の話にほとんどの親が反対します。
僕自身も反対されてきました。
これはなぜなのでしょうか?
今日はその理由と解決方法を、
時代背景や考え方とともにお伝えします。
大人の学校Blog Contents
生きてきた時代背景

僕たち20代から30代の親世代は、
昭和30~40年代に生まれています。
高度経済成長期や、
バブル期を経験してきており、
大量生産大量消費の時代に価値観が形成されています。
無形のものよりも有形のものに価値を見出す傾向にあります。
(自営業や経営者という形で、
自らビジネスをしている人は
ここに属さない場合も多々あります)
一度就職したら、最後まで勤め上げる
終身雇用が当たり前の時代に就職しており、
それが当然の価値観として頭にあります。
だから転職を考えてスキルアップしたり、
自分で稼ぐ力をつける副業することよりも、
会社のために尽くすことが大切だ、
という価値観を持っている人が多くいます。
学校以外のところで、
自らお金を出して学ぶということを
していない人がほとんどですので、
勉強のためにお金を使うことに
あまり慣れていません。
お金の使い道は、
専ら消費や浪費が高い傾向にあります。
(これはバブル期を過ごしてきて、
投資で痛い目を見ている人たちを見たことによる、
投資への恐怖感もあると思います)
お金の貯め方

貯金が一番だと思っていて、
アグレッシブに投資をしている人は少数派です。
過去高度経済成長期や、
バブル期を経験してきている親世代や、
さらにその上の祖父母世代は、
今とは違う金利で銀行にお金を預けることができました。
ゆうちょの定期預金で
年利7%があった時代です。
親自身が年利7%を経験していたり、
祖父母世代がその金利を経験していたりするので、
貯金や定期預金に預けることが、
お金を増やす方法だと感覚的に思っている人が多々います。
お金の使い方

見えないものよりも、見るものに使いたがる。
教育や自己投資よりも、
家や車など、見えるものを好む傾向にあります。
また教育ひとつとっても、
「心の充実感」や「目標達成の技術」と
いったものよりも、
「資格」や「肩書き」
といったものを好む傾向にあります。
基本的にお金の捉え方は
「収入」と「支出」と「貯蓄」、
という3点です。
支出に関しては
「消費」「投資」「浪費」という観点は
あまりありません。
なので投資よりも貯蓄を好む傾向にあります。
親はなぜ自己投資に反対するのか?

まずベースにあるのは、
親は子供のことを愛しているからこそ、
心配であるということです。
心配だから子供の決めた事に介入してきます。
その愛情には感謝した上で、
親の価値観を理解しなくてはいけません。
①自己投資をしてきた経験がないから価値が分からない

自己投資をしなくても、
お金を稼ぐことができた時代を生きてきているし、
会社の外で自ら学ぶことが
一般的ではない環境で生きてこれたので、
あえて自己投資をしなくてはいけない
理由が分かりません。
自己投資をしなくても、
幸せな(?)家庭が築けた経験を持っているし、
「子供にも同じ道を歩ませたい」
と思っている人がほとんどです。
だから自己投資をしなくても良い、
する必要がないと主張します。
②子供をまだ未熟な存在だと思っている

子供一人の人として尊重できていないがために、
世間知らずで、判断力がないと思っています。
だから自分が守ってやらないといけない、
そんな気持ちで子供の決めたことに
介入するのです。
少し子供離れができていない、
ということも言えるかもしれません。
③自分が詐欺にあったり、無価値なものをつかまされた経験を持っている

自分が苦しんだ経験を持っていることで、
子供にはそれを味あわせたくないと思い
反対するパターンもあります。
親世代はネットワークビジネス最盛期や、
バブルの崩壊を経験してきています。
自らも高いお金を払って
ネットワークビジネスをやってみたけど
うまくいかなかった経験があったり、
株や不動産で大損した経験があったりすることで、
高額な投資に否定的な見方をするパターンもあります。
そんな親をどう説得したらいいのか?

①きちんと信頼関係を築きなおす。
基本的に親から反対される場合、
コミュニケーションがきちんと
取れていない時に発生します。
親とのコミュニケーションが取れていないから、
子供のことが分からないので信頼できません。
だから素直に応援できなくて、
反対するのです。
これを解決するためのポイントは、
親を理解することと、
親から理解されること、
この二つを真剣に取り組んでいくことです。
・きちんと親の話、親の価値観、親の思いを聞くこと
相手の思いをきちんと聞き切った上で、
・自分の今の思い、自分の価値観、自分の理想について隠さずに正直に伝えること

これがまず一つ目のポイントです。
②「諦めない」というメッセージを、言葉ではなく行動で見せることです。

どれだけ言葉でメッセージを発信したとしても、
それだけでは伝わりません。
きちんと行動で思いを表しましょう。
毎日親に連絡を入れる。
交換日記をする。
約束をきちんと守る。
親の生きてきた人生や価値観を聞く。
こういったことを繰り返していくことで、
自分の本気度を伝えましょう。
正直大変ですが、
大変だからこそ意味があります。
こうやって身近な存在を説得することは本当に大変です。
嘘をついても見抜かれます。
だからこそ自分を成長させるいい機会だと思って、
真剣に取り組んでみましょう。
どんなセミナーに通うよりも、
価値のある学びのある時間になるはずです。
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